焼却炉から考える放射性廃棄物処理問題の未来

放射性廃棄物の処理は最終処分場や中間貯蔵施設、管理型処分場の建設地問題で大きな進展が見られない。現実的な手法はないか検討しています。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

放射能濃度は経時減衰する? 30年後の試算から現状を認識する

前回7月24日取り上げた、除去土壌に関する件とは別に7月21日の検討会で公表された資料には、「放射能濃度毎の経時変化」といったグラフが記載されていた。( https://josen.env.go.jp/chukanchozou/facility/effort/investigative_commission/pdf/proceeding…

“除去土壌”とは? 汚れた土の再利用よりも、汚れが落ちるまでに着目せよ

7月21日(火)環境省は“中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会”なる会を立ち上げた。 ( http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150721/k10010161211000.html ) インターネット上では、 “こうやってじわっとじわっと日本全土をごみ処理場にし…

濃縮率から今後の廃棄物処理を検討せよ

何度か「濃縮率」という単語が登場している。 環境省のガイドラインによると「災害廃棄物の焼却処理に関する評価」において「災害廃棄物を焼却した際に発生する飛灰中の放射性濃度の算定方法」がある。 ( https://www.env.go.jp/jishin/attach/memo20120111…

RADIEX2015で語られた減容化の重要性

現在、都内で開催されている「RADIEX2015 環境放射能対策・廃棄物処理国際展」( https://www.radiex.jp/ )は、放射能に関連する技術進歩に関する展示会である。 今年の開催趣旨には、“中間貯蔵施設の建設を中心とした「廃棄物処理ゾーン」に力点を置き、安…